テイクアウト用のどんぶり容器のおすすめの選び方とポイントを紹介!
すっかり私たちの生活に定着した「テイクアウトサービス」。飲食店で買って帰るスタイルも特別なことではなくなりました。
なかでも手軽に食べられることやバリエーションが豊富な点からも人気なメニューが「どんぶり」系です。
それらを入れるどんぶり容器は特にたくさんの種類があります。実際のところ、深く考えずに選んでいる飲食店も多いかもしれません。
ここでは、どんぶり容器の選び方についてお話ししていきます。どんぶり容器の選び方ひとつでお客様の反応が大きく変わるかもしれませんよ。
テイクアウト容器が持つ役割
お客様にとってテイクアウト容器は、単なる料理が入っている「入れ物」だけではなく、プラスしてさらに他の役割も担っています。
運搬するための容器
お客様が買った後、ご家庭などに運ぶときに汁が漏れることなく、中身もぐちゃぐちゃにならず運びやすい容器を選ぶことが重要です。
美味しい状態を保つための保存容器
温かさや冷たさを保ち、中身が混ざってしまわないよう、食べる瞬間まで美味しい状態をキープする役割があります。
食事をする際の食器
イートインで料理を出す際に器と料理のマッチングを考えていると思います。
その理由は、料理は目でも楽しむものだからです。テイクアウトにおいても、持ち帰りの容器は食器の役割も担います。
料理がより美味しそうに見え、お店の雰囲気やメニューに合ったものを選ぶことも大事になってきます。
つまり、容器は料理が入ればいいわけではなく、他にも役割があることを飲食店の方は忘れてはなりません。
そしてこれらの役割を見ても分かるように容器ひとつですが、それがお客様の満足度に影響を及ぼしているということもしっかりと頭に入れておきましょう。
どんぶり容器を選ぶときのポイント
今回は中でもバリエーションが豊富な「どんぶり」に焦点を絞って、選ぶときのポイントをお話しします。
実はどんぶり容器にはたくさんの種類があります。いざ選ぶとなると、どのようなものを選べばよいかわからない飲食店の方も多いかもしれません。
前項でもお話ししたように、単なる入れ物ではなく、普段の営業で使う皿と同じくらい、もいやそれ以上に重要なものとして選ぶ必要があります。
形状・サイズの選び方
どんぶり容器とひとくちにいっても、その形状はいろいろあります。
おわん型、カップ型・鍋型・お重型などがあります。また、深型・浅型があり、高さが6~8cmの深型は、具材の多いメニューに向いています。
ロコモコ丼・ビビンバ丼など、食べる際にお客様が混ぜるタイプのメニューも深型がおすすめです。深さがないと、混ぜた際に容器から具材がこぼれる落ちることにつながります。
底が広くて、高さが4~5cmの浅型は、海鮮丼など具材を平らに盛り付け、具材を見せたいメニューにピッタリです。
サイズを選ぶ際はごはんの容量を目安として選ぶと良いでしょう。
中皿の有無で選ぶ
イートインではすぐにお客様が食べるので気になりませんが、テイクアウトではお客様が食べるまで時間が経過しています。
中皿があれば、ごはんに汁気が染みこむのを防ぐことができ、料理の味や食感が変わってしまうのを防止できます。
食べる直前までごはんと具を別にしておきたい場合は中皿を活用しましょう。一般的に容器本体と中皿は別売りとなっているので発注の際は注意しましょう。
耐熱性・断熱性・保温性などの性能面で選ぶ
耐熱性
耐熱性の高い容器を選ぶと、配達途中や持ち帰り途中に冷めてしまっても、そのまま電子レンジにかけることができます。
温めなおして食べたいメニューには耐熱性は必須です。
断熱性・保温性
断熱性・保温性が高い容器は持ち帰っても冷めにくく、温かさを保つことができます。
どんぶり容器は手に持って食べるシーンが多いと思います。温度が外側にそのまま伝わってしまうとやけどをする危険があります。
中身が熱くても容器を持つことができるかも確認しておきましょう。
ふたの重要性
ふたはこぼれにくさに直結します。ふたにもいろんな種類があるのでここではその特徴を解説していきたいと思います。
本体にカチっとはまって、密閉性が高く、漏れにくい特徴を持っているのが「嵌合(かんごう)蓋」です。
どんぶりの汁漏れが気になるメニューの場合は嵌合蓋を選びましょう。
嵌合蓋にもさらに種類があります。
・外嵌合蓋 ・内嵌合蓋 ・内外嵌合蓋
その特徴を説明していきます。メニューに応じて適した蓋を選ぶときの参考にしてください。
外嵌合蓋
容器の外側にカチッとはまるタイプの蓋で、一般的な弁当容器やどんぶり容器によく使われています。
この3つの中では一番気密性が低いため、汁気が多いものへの使用は注意が必要です。
内嵌合蓋
容器の内側にはめるタイプの蓋で、外嵌合蓋と比べ密閉性が高く汁漏れに強い作りが特徴です。
汁漏れの恐れがあるメニューのテイクアウトには内嵌合蓋を選びましょう。
内外嵌合蓋
容器の内側・外側両方からはめるタイプの蓋で、最も密閉性が高く汁漏れに強い容器です。
スープなど汁物のテイクアウトにもおすすめです。
見た目やカラー、デザインも実は大事
テイクアウト容器は食事をする際の器としての役割もあります。ですので、テイクアウト用のどんぶり容器を選ぶときには、そのメニューを引き立たせる色を選ぶ必要があります。
一般的には、暖色系の色が食材の彩りを引き立てると言われています。
また、黒や白などシンプルな色の容器はいろいろな料理と相性が良く、複数のメニューでも使いやすく便利です。
テイクアウトで購入してくださるお客様の多くは、店内飲食でもお店を使ってくれている方です。お店の雰囲気とかけ離れた見劣りのする容器では、お客様の満足度は下がってしまいます。
ですので、容器を選ぶ際は、お店の客層に合わせることも大切になります。見た目で購入してもらえることもあるかもしれませんし、SNSに掲載するために写真を撮られるかもしれません。
口コミで思わぬところで宣伝してもらえる可能性もあります。そこも頭に入れて、容器の色やデザインを選びましょう。
素材の特徴を把握して選ぶ
どんぶり容器の素材もさまざまなものがあります。選ぶ際には素材の特徴をしっかり把握して選ぶことも大切です。
ここでは、素材として一般的なプラスチックと発泡スチロール、紙、この3つの特徴についてお話ししていきます。
プラスチック
・メリット:コストが安い 耐水性があり長時間たっても染み出すリスクがない ・デメリット:チープな感じがする エコなイメージがない
発砲スチロール
・メリット:断熱性・保温性・耐寒性に優れている 高発泡タイプと低発泡タイプがある ・高発泡タイプ:コストが安く、耐熱温度は85度 保管する際にかさばる ・低発泡タイプ:高発泡タイプと比較してより高性能 省スペースで保管ができ耐熱温度は105度まで 耐油性も優れている 価格が高いのがデメリット
紙
・メリット:おしゃれなイメージ エコでナチュラルなイメージ ・デメリット:耐水性・耐油性に不安がある 実際に盛り付けてみて時間をおくテストを行うと良いでしょう
忘れてはならない容器のコスト
ここまでテイクアウト用のどんぶり容器に関して、サイズや色、デザイン、機能、素材などお話ししてきましたが、コスト面も忘れてはなりません。
食材費など、原価計算をきっちりするのと同様に、テイクアウト用の容器のコストも管理しましょう。容器にこだわりすぎるあまり、利益を圧迫することになっては本末転倒です。
その容器を使うメリットがどれだけあるのか考え、コストに見合うかどうか見極めて選択することが大切です。
コストを意識するあまり、容器代を別途請求するのはおすすめしません。イートインと同じメニューをテイクアウトで提供する場合は特に避けましょう。
お客様は、テイクアウトの方がイートインよりコストが下がっていると認識していると思って間違いないでしょう。
どんぶり容器を探すときの強い味方『パックマーケット』
ここまでテイクアウト用のどんぶり容器の選び方について、いろいろとお話ししてきましたが、すべての条件を満たす容器を探すのは正直難しいです。
何に重きをおくか、メニューやお店の雰囲気、客層などから吟味する必要があります。
また、実際に使ってみて汁漏れや油漏れなどが発生しては問題なので、テストすることが重要になります。
業界トップクラスの品揃えを誇るテイクアウト容器も扱う専門通販サイト『パックマーケット』ならば、きっと自分のお店にあった容器を見つけることができると思います。
無料サンプルで試してから購入できる
最大の特徴は、無料サンプルが豊富な点です。7,000種類以上の対象商品から15種類まで無料でサンプルを試すことができます。
サイズや種類が豊富などんぶり容器でも実物を見て触って、使ってみることができます。
サンプルには容器以外にも持ち帰り用のレジ袋やカトラリー類なども豊富に用意されているので関連商材すべてを一度に試すことができます。
とにかく種類が豊富に揃っている
どんぶり容器にもサイズ、素材、種類がいろいろあることはすでにお話ししてきましたが、『パックマーケット』にもアイテムがたくさん揃っています。
素材も容器のサイズも種類が豊富なので、用途に応じた容器が見つかります。
・二重構造で持っても熱くない容器 ・中身崩れ抑制に優れたタイプ ・耐熱・耐寒に優れているもの ・レンジ対応のもの ・軽量で強いもの ・半月型、楕円形、八角型など個性を発揮できる形状のもの ・紙製だが耐水性・耐油性に優れたナチュラルなもの ・パルプを使用した環境に配慮した素材のもの ・バガスを使用した環境に配慮した素材のもの ・仕切りが付いた中皿
など、他にもたくさん揃っています。
小ロット注文もOK
『パックマーケット』の特徴のひとつに、小ロットでも注文できることがあります。無料サンプルで試して導入してみたけれど、最初は不安かもしれません。
まずは小ロットでスタートすれば、過剰在庫を持たなくてよく、スペース的にも費用の面でも安心です。
まとめ
今回はテイクアウト用のどんぶり容器のサイズや種類、そして選び方についてお話ししました。
どんぶり容器は提供するメニューの量や種類によって、合う形や、求める性能が変わってきます。
使用するメニューに必要な性能、容器の形状・レンジ対応の可否・耐熱性・耐油性・カラーやデザイン、そしてコストをしっかり総合的に確認して導入するようにしましょう。
なにより一番大事なのは、お客様に料理を美味しく味わっていただき、喜んでもらって、リピートしていただける事が最大の目的です。単なる入れ物ではなく、料理の一部としてどんぶり容器を選んでください。