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飲食店もノベルティで認知度と売り上げをアップ

飲食業界は厳しい環境の中、少しでも売り上げアップのために販促活動を検討しているお店もたくさんあると思います。一口に販促活動と言っても、飲食店が行う販促活動にはいろいろなものがあります。

 

また、その目的も「新規顧客を獲得したい」「もっと客単価を上げたい」「再来店のスパンを短くしたい」など様々です。

 

販促活動にはどうしても費用がかかります。せっかく費用をかけて販促活動をするのであれば、効果が高いものを選びたいものです。

 

ここでは、最近特に注目が集まっている「ノベルティ」を使った販促活動について解説します。

ノベルティはリピーターへの宣伝活動

 

「ノベルティ」とは店名や商品名が記載された記念品を顧客へ向けてRP目的で配布し、宣伝効果を得ることを指します。

 

ボールペンキーホルダーストラップマウスパッドなどの実用品が多く、デスク上に置ける小物が人気です。

 

また、年末になるとカレンダーなども登場します。カレンダーは1年間使用してもらえるため、大きな宣伝効果を見込むことができます


ノベルティのほとんどが非売品で、期間限定でしか製造していないこともあって、プレミアム化されることもあり、オークションで売り出されて高値が付いているものもあります。

 

ノベルティの役割として、以下のようなポイントが挙げられます。

・お客様にお店のことを覚えてもらったり、思い出してもらう。

・他店との差別化を図る。お店のイメージアップ

・顧客満足を高める。ファンを増やす

・日頃の感謝の気持ちを伝える

飲食店は「味」を覚えてもらえるという強みがあります。

 

味覚や嗅覚は記憶に残りやすいと言われているので、ノベルティを目にするたびに味の記憶を引き出し、「美味しかったな、また食べたいな」と思っていただける役割を果たしてくれるのです。

 

飲食店にとっては新規顧客獲得よりも、リピーターに再来店を促す方がより低予算で効率的に集客できると言われています。

 

リピーターが繰り返しお店に来てくれるようになれば、固定客だけでお店を回していけるようになりますこれは店舗経営にとって大変理想的な姿なのです。

 

そのためにもノベルティを上手に活用していきましょう。

ノベルティの効果的なタイミング

 

一般的にノベルティ配布の効果的なタイミングは

・オープン、リニューアル、周年記念などのタイミング

・季節のイベントに合わせて

・2月、8月の閑散期と呼ばれる時期

と言われていますが、お店の状況に合わせて臨機応変に対応すると良いでしょう。

 

新メニューの登場に合わせてみたり、バレンタインクリスマスなどの時期に合わせてフェアを開催してノベルティを配布してみたりするなど、どのタイミングがベストなのかお店の状況を見ながら検討していきましょう

ノベルティがもたらす5つのメリット

 

好意的なイメージを持ってもらえる

「役立つ」「嬉しい」「ラッキー」といったプラスの出来事と、店名やメニュー名などが良いイメージと一緒に結び付き、より深く覚えてもらうことができます

来店客を増やすことができる

ノベルティ目当てのお客様も増えるかもしれませんが、飲食店ではあわせて「味」を知っていただける機会も得る事ができます。

 

ノベルティをきっかけにお客様を増やすことができます

常連客の獲得につながる

たとえばノベルティを配布すれば、店名が何度もお客さまの目に留まります。

 

その結果、潜在意識に店名が残り、外食しようと考えたときにお店の名前がパッと頭に浮かびやすくなり常連客獲得につながります

値引きの代わりにお客様へ還元することができる

自分のお店周辺には同様の飲食店がたくさん存在し、似たようなメニューやサービスがあふれています。

 

そんななか、顧客獲得のためやりがちな事として「安易な値引き」が挙げられます。安易な値引きはライバル店との安売り合戦となり、最終的には売り上げ低下につながります

 

値引きではなく、ノベルティ配布という形でお客様に還元することで、他店との差別化を図ることができます

SNSでの拡散が期待できる

お客様がノベルティに驚いたり、喜んだり、誰かに伝えたいと思ってくださった場合、インスタグラムやフェイスブック、TwitterなどのSNSで投稿してくださることが期待できます

 

期間限定にすれば、希少性もプラスされ、話題に上りやすいかもしれません。最近ではSNSと連動したノベルティ企画も見かけるので、うまくSNSを活用することで効果がさらに上がります

ノベルティを作る際のポイント

 

予算について

ノベルティは無料配布が基本なので、コストは抑えたいところです。ですが、お客様が喜んでくださらなければ意味がありません。

 

「ただでも要らない」というノベルティはかえってお店のイメージダウンにつながります。

 

ノベルティは販促費からの計上になります。一般的な販促費の目安は、売上金額の3%~5%程と言われています。

 

赤字店舗ではこの3%の出費が厳しいかもしれませんが、むやみに販促費を削減してしまってはその後の集客に悪影響が出てしまいます

 

毎月確実にかかる経費を把握し、その中で全体的なバランスを考慮しながら販促費を出すのがベストです。

注意点

あくまでノベルティの目的は「認知度の向上」そして「売り上げアップ」ですので、その目的を果たすものでなければなりません。

 

ノベルティを作る際のチェック項目を作成しましたので、ノベルティを検討する際に参考にしてください。

ノベルティを作る際のチェックポイント

☐PRしたい店名もしくはメニュー名などが入っているか

お店の客層に合っているか

欲しがってもらえるアイテムを選べているか

☐自分のお店と関連したアイテムを選べているか

日常に使用できるものか

お店のイメージと合っているか

☐デザインはおしゃれな、使いたくなるものになっているか

☐素材は環境問題を意識したものになっているか

☐予算、納期、数量は適切か

景品表示法違反・知的財産権の侵害に該当していないか

☐ノベルティ配布の場所やオペレーションまで考え抜かれているか

ノベルティの具体例

 

飲食店におけるノベルティの具体例をいくつか挙げてみたいと思います。

 

自分のお店の形態や状況に合わせて、どんなノベルティが喜ばれて効果が高いか検討してみてください。

店名ロゴ入りマスクケース

飲食店ではマスクを外してテーブルに置いたり、バッグにしまったりすることが多いので、おしゃれなマスクケースを来店時にノベルティとして配布。

 

ほぼ100%のお客様が持ち帰ってくださった近年の状況に合ったアイテムを選んだのも喜ばれるポイントだった。

かわいい除菌ウェットティッシュ

テーブルにお客様が座られた際、かわいい除菌ウェットティッシュをノベルティとして配布し、持ち帰っていただいた。

 

その場で使うこともできるため、喜んでいただけた。消耗品なのもポイントが高かった

ロゴ入りエコバッグ

普段使いしていただけるよう、ロゴ入りのシンプルなエコバッグをノベルティとして数量限定で配布。

 

使いやすいサイズをスタッフみんなで話し合って作ったので、お客様からも好評だった。

ビンゴ+ノベルティ

新メニュー登場を記念してフェアを実施

 

新メニューを入れたビンゴカードを配布して、ビンゴが揃ったらノベルティを進呈。

 

新メニューのオーダーが増え、ビンゴカードはフェア期間中有効とすることで再来店も促進することができた。

 

お客様もビンゴを体験することで楽しく参加していただけたようで、SNSでの投稿も目に付いた

テイクアウト商品にロゴ入りカップのノベルティを付ける

テイクアウト商品にロゴ入りのおしゃれなカップを付けて販売することで、お土産やプレゼントとして購入するお客様が増え、客単価も上がった

ノベルティを配布していることをチラシとポスターで告知

リニューアル記念でノベルティを配布することをチラシとポスターで事前告知した数量限定、先着50名と載せていたので想像以上の来客があった。

スタンプカードを活用してノベルティと組み合わせる

イベントに合わせて期間限定のスタンプカードを作成

 

期間内にスタンプがたまるとノベルティ進呈と告知した。3回来店するとノベルティが貰えると、カードを見てすぐ分かるのでリピート率が上がった

オープン記念にノベルティを先着で配布

お店をオープンする際に、近隣の方や通りかかった人に「人気店なのかな?行ってみよう」という第一印象を持ってもらいたかったので、先着でノベルティを配布した

 

初日から多くのお客様が来店してくださり、戦略通り「繁盛店」の印象をもっていただけたようだった。

 

まずは、飲食店がオープンしたことを多くの方に知ってもらえたことが最大のメリットだった。

ノベルティに名入れは必須 そんなときの『パックマーケット』

『パックマーケット』は、業界トップクラスの品揃えで、テイクアウト容器をはじめ業務用包材資材・消耗品などが、ここ一箇所ですべて揃うワンストップ通販サイトです。

 

お弁当の容器やビニール袋などの消耗品、食品トレーなどを取り扱うイメージが強い『パックマーケット』ですが、ノベルティとして活用できる「除菌ウェットティッシュ」などのアイテムも取り扱っているので、気軽に注文することができます。

 

また、『パックマーケット』では、お店のロゴや店名を入れたオリジナル印刷も行っています。

 

大々的にノベルティを製作するのは難しくても、店名やロゴを入れたおしぼりやコースター、紙ナフキンなどのアイテムを作って、お店でまずは使用してみませんか?

 

他にも各種シールの作成もできるので、ペーパーバッグに貼ってみたり、テイクアウト用のプラカップに貼ってみたりすることで簡単にオリジナルグッズを作ることができます

 

小ロットから注文できるので、ノベルティのデザインやイメージを検討中の飲食店の強い味方になってくれます。

まとめ

 

飲食店はいくら美味しい料理や、素晴らしいサービスがあっても、それだけで繁盛店であり続けることは難しいです。

 

お店の存在だったり、美味しい料理やサービスだったりをお客様に周知していくことで集客につながっていきます

 

そして、一度きりではなく、何度も来店していただけることが安定した経営につながります

 

そのお手伝いをしてくれるのが「ノベルティ」なのです。まずはお客様が何を求めているのかを理解しましょう。

 

自分のお店に来店していただける方の年齢・性別・収入・趣味など、お客様のことをしっかりと理解することができれば、どんなノベルティをお配りすれば喜んでいただけるかが具体的にイメージすることができるでしょう。

 

そして、ノベルティをどんなシチュエーションで、何を目的として配るのかをしっかり検討して、お店のさらなる売上アップや認知度向上の手段の一つとして活用してください。