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包装資材とは? | 食品包装資材の種類とおすすめ商品、メーカーを紹介!

プラスチックの排出量削減を目指してレジ袋の有料化がスタート、新型コロナウイルス感染症などの影響を受けテイクアウトの需要が増加するなど、飲食業界を取り巻く社会情勢にもここ数年で変化が見られます。

 

テイクアウトやネット販売を始める準備、普段使っている容器・袋などの見直しを考えているが、どのような種類・素材を選んだら良いか分からないお悩みをお持ちではありませんか?

 

今回の記事では、食品包装資材の種類からおすすめのメーカー・商品についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

包装資材とは

 

包装資材の概要や、食品に関連した資材の詳細について紹介します。

包装資材とは

包装とは、JIS規格で「物品の輸送、保管、取引、使用などにあたって、その価値及び状態を維持するための適切な材料、容器、それらに物品を収納する作業並びにそれらを施す技術または施した状態」と定義されています。

 

包装資材は、これらの基準を満たすために製品の輸送や保管に必要となる資材のことを指します。

 

段ボール、エアキャップ、ビニール紐、フィルム材などが、製品の性質や輸送・保管状況に合わせて使用されています。

食品包装資材とは

主に食品を入れる資材のことを「食品包装資材」と呼びます。例えば、トレー・蓋付き容器、袋、フィルム、ラベル、紙製品、梱包・結束用品のことを指します。

 

食品包装資材は、食べ物を保管するだけの道具ではなく、品質保持、賞味期限や原料の情報を消費者へ伝える、デザインや利便性を高め付加価値をつける役割も担っています。

 

食品包装の役割としては主に、以下の4つが挙げられます。

 

1.  外力・温度・湿度などの環境の変化や、異物混入により食品がダメージをうけるのを防ぐ

2.  箱詰めや食品の出し入れしやすい形状にすることで、保管・輸送時の労力とコストを削減する

3.  原材料名・アレルゲン・保存方法・製造元などの情報を提示し、消費者の安全を守る

4.  商品の魅力を視覚的に伝え、販売を促進する

 

また、食品包装を行うときは食品の特徴、流通条件と環境、食品の保管・使用方法について把握し、必要な機能を選択していくことがポイントとなります。

 

安全な食品を提供するために必要な、包装の種類と機能を紹介します。

 

包装の種類 機能
密封包装・密封殺菌包装 ・微生物や害虫などの侵入を防御、加熱によって殺菌する

・プリスターパック、瓶詰め、缶詰、レトルトパウチなどに用いられる

真空包装 ・カビや害虫、好気性菌の発育を防ぐとともに、食品の酸化も防ぐ

・魚肉類や麺類、菓子類などの包装に用いられる

ガス置換包装・ガス封入包装 ・食材の色調を保持しながら酸化を防止する。中身の破損を防ぐ効果もある

・生肉、刺身、ポテトチップスなどに用いられる

脱酸素包装 ・脱酸素剤を封入することで酸化を防止し、微生物の増殖も抑える

・食用油や日本茶の包装に用いられる

無菌充填包装 ・無菌環境で包装することにより、食品の加熱変性を低減し品質を保持する

・生ハム、生菓子、レトルトご飯などの包装に用いられる

身近な包装資材

紙製品

段ボール・ケーキ箱・包装紙などの紙でできたもの全般をいいます。紙製品の特徴は、印刷の容易さ・リサイクルがしやすいことです。

 

これまではプラスチック製の容器が主流に使われてきましたが、近年はプラスチックによる環境汚染の問題が取り上げられ、脱プラスチックの動きが加速しています。

 

そこで注目を浴びているのが、撥水・耐熱・耐油加工を施した紙中心の包装資材です。

フィルム製品

袋になる前の巻物タイプ、LD/HD/シュリンクなど材質は多数あります。

 

食品包装フィルムは単体で使えるものと、貼り合わせてラミネートするものの2種類に分けられます。

フィルム単体使用

袋状に加工して使用するか、ロール状のフィルムを使って機械で包装していきます。フィルム単体で使用する場合はPEやOPPが適しています。

 

ヒートシール性のあるものやパートコート糊を使用したOPを使って袋状に加工を施します。

ラミネートして使用

フィルム単体では、食品保存に求める機能を達成できない場合は、ラミネート加工を施していきます。

 

材質や厚みは様々で2〜5層の素材の中から、中に入れる食材の性質・必要な機能に合わせて選択します。

 

よく使用されているフィルム素材と、その種類について紹介していきます。

 

素材 特徴
ONy

(二軸延伸ナイロン)

耐衝撃性・耐熱性・耐寒性・突き刺し強度に優れている。

ラミネート袋として広く使われており、特に真空・液体の食品に多く使用されている。

他素材とラミネート加工を施すと、冷凍・ボイル・レトルトに対応可能。

HDPE

(高密度ポリエチレン)

「ハイデン」と呼ばれ、耐水性・耐酸性・耐アルカリ性・耐衝撃性・耐寒性・防湿性を有する。

着き差しには弱いので注意が必要。

レジ袋やロールポリ袋に使用される。

LDPE

(低密度ポリエチレン)

「ローデン」と呼ばれ、耐水性・耐酸性・耐アルカリ性・耐衝撃性・耐寒性・防湿性を有する。

ゴミ袋、軽包装ポリ袋に使用される。

ガス遮断性・耐油性・耐熱性は良くないので注意が必要。

LLDPE

(直鎖状低密度ポリエチレン)

「リニアローデン」「LL」と呼ばれ、HDPEとLDPEの中間のようなフィルム。

粘度が高く、ヒートシール性や耐衝撃性に優れており、ONyなどの他の素材と貼り合わせてラミネートに用いられる。

PET

(二軸延伸ポリエステル)

ペットボトル素材で有名。耐熱性・耐水性・耐寒性・耐薬品性に優れ、透明性が高い。

保香性にも優れ、コーヒーや香辛料の包装にも用いられる。

ラミネート、冷凍・ボイル・レトルト対応の食品袋にも使用。

OPP

(ニ軸延伸ポリプロピレン)

耐熱性・体質性・引張強度に優れ、透明度が高い。

生鮮野菜や果物など食品包装に用いられる。

パリッとした手触りも特徴的。

CPP

(無延伸ポリプロピレン)

防湿性・耐熱性・耐摩耗性・ヒートシール性に優れている。

麺やパンの袋に使用されている。異なるフィルムと貼り合わせるとラミネート袋としても用いられる。

AL

(アルミ箔)

遮光性・保香性・耐熱性に優れ、バリア性が高い材質。

他のフィルムと組み合わせてラミネートし、レトルトに用いられる。

プラスチックアルミを吹き付けたアルミ蒸着フィルムは、湿気や酸化から食品を守るため、菓子類の袋として用いられる。

袋製品

レジ袋や紙袋として、様々な形や大きさに作られている他、商品に汚れや傷がつくのを防ぐ・見栄えを良くするといった目的で個別に包装するときに使用します。

 

飲食店での包装に用いられる代表的な袋を紹介します。

 

・ボードン袋・OPP防曇袋:曇り止め加工が施されており、生鮮野菜・水産練製品・果物など水分を含む食品の包装に使用

・ポリプロピレン袋・ポリ袋:レジ袋や薄手のゴミ袋として使用

・ラミネート袋:湿度や光による影響を避けたい食品、冷蔵・冷凍品の包装に使用

・酒用袋(不織布袋):酒瓶のラベルが擦れたり傷つかないように包装するときに使用

                               ギフトラッピングとして商品の見栄えを良くする効果もあり

蓋付き容器やトレー

私たちが普段お店で目にする、商品を入れるための容器です。お弁当やお刺身、フルーツなどスーパーやテイクアウトの場面で欠かせないアイテムとなっています。

 

容器の形やデザインだけでなく、用途に合わせて多様な素材のものが取り扱われています。

 

電子レンジに対応、環境へ配慮したバイオマス素材など消費者のニーズに合わせて開発が進んでいることがわかります。

食品包装資材 おすすめ商品5選

 

よく使われている食品包装資材をピックアップして紹介します。

最近のテイクアウト容器はおしゃれでエコ!

新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、ここ数年でおうち時間が増加したことに伴い、テイクアウトの需要も拡大しました。

 

お店の味と雰囲気を自宅でも楽しめるよう、食材を盛り付ける容器にこだわるお店も多いようです。

 

カレーや麺類のテイクアウトをする場合、自宅に帰って食べる瞬間まで美味しさを保つには様々な工夫が必要になります。

 

カレールーとご飯が混じらないよう仕切りがついた容器、3層構造になっており、食べる直前にスープやルーをかけられる構造になっているなど、持ち運びやすさと、美味しさを両立したものが数多く存在します。

 

紙素材やとうもろこしを原料とするコーンスターチにラミネート加工を施した容器などもあり、プラスチックを使わない環境にやさしい容器となっています。

 

折り紙状のデザインになっていて食べる時に開くとお皿になるカップは数人でシェアする時に活躍してくれます。

お惣菜売場でお馴染みのフードパック

食材を入れる本体と蓋が一体となった透明の使い捨て容器を「フードパック」と呼びます。スーパーのお惣菜売り場や、お祭りの屋台などで良く見かけるアイテムです。

 

フードパックは安価で、蓋と本体が一体になっていて作業しやすいことなどから、長年使い捨て容器の中でも活躍してきました。

 

フードパックも長い歴史の中で進化を続けています。以前は蓋を輪ゴムやテープで固定しないと閉じることができませんでしたが、「嵌合式フードパック」が開発され、本体と蓋をはめて固定することができるようになりました。

 

また、熱に弱いデメリットがありましたが、電子レンジに対応したPP(ポリプロピレン)素材のフードパックも登場しています。

 

長方形のパックををよく目にしますが、おにぎり用の三角にデザインされたフードパックなどもあり、種類豊富なところも特徴です。

お肉・お魚売場で大活躍のPSPトレー

生鮮食品の盛り付けでよく見かけるトレーが、「PSPトレー」と呼ばれる容器です。PSPトレーは発泡スチレンシートのことを言い、樹脂を発泡剤で膨張させて作ります。

 

材料の9割以上が空気でできているため、かなり軽量になっています。断熱性やクッション性にも優れており、お肉やお魚などの食品を守るのに最適な素材です。白色のトレーが主に使われていますが、色や柄がデザインされたアイテムもあります。

 

色柄のあるトレーは食品の見た目を美しくしたり、よりおいしさを引き立たせる効果があるので、食材やコンセプトに合わせて選ぶこともポイントとなります。

 

例えば、お肉を引き立たせるためにトレーニレタスを敷いて販売しても、実際に消費者は生のお肉と一緒に陳列されたレタスを食べるでしょうか。きっと捨てられてしまっているはずです。

 

販売する側のコストもかかり、さらに食品ロスにも繋がってしまいます。そこで、トレーに大葉やレタスが印刷されたデザインのトレーを活用すると、生野菜を使わなくても素材を引き立たせることが可能になります。

 

PSPトレーは色や柄だけでなく、形も豊富に取り扱われています。丸型や扇形などがあり、トレーの形を工夫するだけでも商品を目立たせることができます。

お野菜を新鮮に!OPP袋

OPP袋は「オリエンテッドポリプロピレン」の略語で、光沢・透明性があり、パリッとした手触りの素材でできています。

 

野菜の包装のほか、小物のラッピングやケーキフィルムなどにも活用されています。

 

OPP袋には企業名やロゴを入れることも可能であり、商品販売時に宣伝効果も得られるのが特徴です。

 

野菜の新鮮さを保つため、防曇処理が施されているOPP袋の使用がおすすめです。野菜は冷蔵ケースに入れて運搬・保管されることが多いため、袋の中で結露した水滴によって袋が曇ることを防いでくれます。

ケーキやピザの紙容器

紙容器はお菓子やたこ焼き、フルーツのギフトボックスなど様々な場面で見かけるアイテムです。他のトレーや袋と異なる点は、お客様のオリジナル商品の多さにあります。

 

食品トレーなどは、最小ロット数が多くなるためハードルが高い傾向にありますが、紙容器は小ロットからオリジナルアイテムの製作が可能となっています。

 

お店のロゴやイラストなどを加えることで、お店のイメージアップや宣伝効果が得られるメリットも注目です。

包装業界の大手エフピコについて

エフピコの概要

エフピコは、「最も高品質で環境に配慮した製品を、どこよりも競争力のある価格で、必要なときに確実にお届けする」という目標を掲げ、食文化や食に関する社会情勢の変化に合わせて、デザイン・機能性の優れた食品トレー容器を多数取り扱ってきたメーカーです。

 

自社製品だけでなく、各種袋、ラップ、箸などの梱包資材や消耗品も取り扱っています。約10万点以上の資材消耗品を取り扱い、600社市場の仕入れ先メーカーへ届けています。

 

自社商品・他社商品の同一梱包も可能で、小ロットの注文にも計画的に納品することができる点が特徴です。

 

特徴 内容
コスト最適化の実現 資材の調達〜製品の供給・在庫計画までを一元管理し、生産に必要不可欠となる金型を需要に応じて計画的に生産工場へ移動します。

需要地生産を拡大することで効率的な運搬が可能となり、大幅に流通コストの削減を実施。

ニーズに応える製品 ・食品市場を取り巻く情勢の変化、お客様のニーズに応え、高い機能性とデザイン性をもったオリジナル製品の開発に取り組んでいる。高い耐熱性・耐寒性を持つ商品や断熱性に優れた商品、電子レンジ対応の発泡素材の開発などが行われている

・食品の鮮度を長く保つことで食品ロスの削減につなげる・リサイクルが容易な発泡スチロールトレーを再び原料として使用するなど、環境にも配慮している

最新の設備導入・更新による技術革新 ・最新の生産設備を導入し、新素材による食品トレーの開発・軽量化・新機能の開発に取り組んでいる

・生産現場においても品質を維持しつつ、ラインの高速化など生産改善を追求している

・環境へ配慮しエネルギーロスの少ない工程への見直しを積極的に行なっている

全国に生産・物流・リサイクルのネットワーク ・製品の安定供給を実現するため全国に生産工場を配置し、効率的な自社物流ネットワークで製品を配送している

・環境への配慮から納品に向かったトラックが、帰路では使用済みトレーの回収を行い、省資源・省エネルギーのリサイクルシステムの実現を目指している

グループ会社との連携により総合力を高める 製造、物流、商社・販売、障害者雇用の各分野で多数のグループ企業と連携している。

生産・物流部門では、グループ企業との連携により経営の最速化・生産性の向上が図られている。

パックマーケット

エフピコグループである、エフピコ商事株式会社が2021年7月にリリースしたのが「パックマーケット」です。業務用包装資材・容器・消耗品がアプリからワンストップで注文可能です。

 

12,000点以上のアイテムを取り扱い、無料会員登録をすると個人でも利用が可能です。スマホ・パソコン・タブレットから24時間注文が可能となっています。

 

小ロットの注文にも対応しており、季節やイベントに合わせた資材なども在庫を抱えることなく必要な量を注文することができます。

 

無料サンプルを取り寄せることもできるので、安心して試すことができるメリットは大きいです。ロゴや名入れにも対応しているので、オリジナルの包装資材を検討されている方にもおすすめのサイトとなっています。

包装資材と梱包資材の違いとは?

 

包装と梱包については、それぞれJIS規格による定義があります。

 

簡単に説明すると、梱包は物を安全に運びやすくするための荷造りで、包装は商品を保護するとともに見た目の美しさを引き立てるラッピングといったイメージです。

 

大きなくくりとして、梱包は包装の中のひとつという位置付けになっています。

 

言葉 定義
包装

(パッケージング)

物品の輸送、保管、取引、使用などに当たって、その価値および状態を維持するために、適切な材料、容器などに物品を収納すること及びそれらを施す技術、又は施した状態。

 

これを個装、内装及び外装の3種類に大別する。

梱包

(パッキング)

輸送を目的とした木製容器、鋼製容器、段ボール容器などによる包装。

 

荷造りと呼ぶこともある。

包装資材(パッケージング)に使用される資材

 

包装資材とは、内容物の保護や装飾、運搬のために使用される材料のことを言います。

 

金属製容器

スチールやアルミは飲料容器・缶詰に使用されています。遮光性・密閉性・保存性・強度が高いので、長期間の食品保存に適した素材です。

ガラス

飲料・調味料など液体の保存容器として使用されます。透明性が高いので、中身を目視で確認することができ、ガラス特有の高級感が出るのもメリットです。

 

密閉性が高く、保存にも優れていますが、容器が透明なため中身が酸化しやすいので、重く割れやすいといったデメリットがあることも知っておきましょう。

プラスチック製

ボトル、チューブ、フィルム素材など幅広い包装資材に使われています。軽量・伸縮性といった特徴のほか、用途に合わせて耐熱性・強度などを調節できるメリットがあります。

紙製

飲料容器・食品の外箱などに使用されます。容易に印刷が出来るため、デザインの自由度が高いのが特徴です。

 

ただし、水や油、衝撃に弱く、長期保存には向かないといったデメリットがあるので注意が必要です。

 

対策として、紙フィルムやアルミ箔などを貼り付けることで耐水性・耐油性を持たせる加工を施したものも取り扱われています。

梱包資材(パッキング)に使用される資材

商品の安全を守り、且つ効率的な輸送を行うために必要となるのが梱包資材です。

 

おおまかに入れ物、緩衝材、固定用具のその他資材に分けられ、それぞれ用途に合わせて資材を選択していきます。

入れ物

入れ物として使われる物は、段ボール・プラスチックコンテナ・宅配封筒などが挙げられます。

段ボール

梱包資材の中でも、最も活用されている素材で箱の形状が多様で用途にあわせて選択肢が豊富です。

 

リサイクル性にも優れていて環境にも優しいことや、形を変えて仕切りや固定に使えるなど加工しやすいメリットもあります。

 

クッション性には乏しいので、衝撃を吸収してくれる資材との併用が必要になります。デメリットとしては、耐水性に乏しいことや力が加わる方向によっては強度が弱いことが挙げられます。

プラスチックコンテナ

用途にあわせて成形することができるので、入れたい物のサイズに合わせて作ることが可能です。

 

耐久性・耐水性があり繰り返し使えるメリットがある反面、ダンボールのように畳むことができないので、保管に場所をとること・廃棄にコストがかかるデメリットがあります。

 

折り畳みが可能なプラスチックコンテナを活用すると保管場所を取らずに管理することができます。

宅配封筒

袋状になっていて、サイズや厚さ、形状が豊富です。マチ付きで容量の大きいものや袋の中に緩衝材が貼り付けられているものもあるので、用途に合わせて選択していきます。

 

輸送コストが抑えられ場所を取らないメリットがありますが、緩衝材による補強が必要であること、耐水性がないため水濡れには注意が必要です。

緩衝材

エアキャップ

プチプチと呼ばれる、ポリエチレンシートに気泡がたくさん貼り付いた形状の緩衝材です。商品を箱や袋に入れる前にエアキャップで包み、保護します。

 

自由にカットして使えることや、衝撃吸収力の高さがメリットとして挙げられます。

発泡スチロール

商品の形にあわせて成形することができ、小物から大型家電まで様々な用途で使用されています。

 

保温・保冷効果があり、外部の気温の影響を受けにくいメリットがあります。

紙製緩衝材

様々な形に合わせて固定材として使用できます。用途にあわせて長さや量を調節でき、柔軟性・軽さもあって扱いやすい特徴があります。

 

クッションペーパーと呼ばれる紙に網目状の切り込みを入れたものは、軽い伸縮性があるので、どのような形のものでも梱包することができます

 

ただし、クッションペーパーだけでは緩衝効果が低いので、他の素材と組み合わせて使う必要があります。

エアー緩衝材

ポリエチレンフィルムに空気を入れて膨らませた緩衝材です。高いクッション性のほか、安価で取り扱いやすいメリットがあり数多く使用されています。

バラ緩衝材

発泡スチロールやコーンスターチ製の素材をまゆ状に加工した梱包材です。軽量でクッション性能が高い特徴があります。

その他の梱包資材

テープ・紐

OPPテープ、クラフトテープ、布テープ、養生テープなど用途にあわせて選択し、段ボールや袋の口を固定するために使用します。

ストレッチフィルム

梱包用のラップで、荷崩れや水漏れを防止するために使用します。伸縮性のあるフィルムなので、様々な形・サイズの物を固定することができます。

まとめ

 

今回の記事では包装資材の内容や特徴について解説しました。商品を安全且つ効率的に包装・梱包するために、様々な資材が使われています。

 

機能性、デザインに優れたアイテムが多数取り扱われており、商品に付加価値を与える役割も果たしてくれるため、こだわりの資材を探してみましょう。

 

おすすめの包装グッズやサイトについても紹介しているので、ぜひ活用してみてください。